
「就活って、結局“何をしたらいいか”分からないんです」
これ、僕がこれまでに相談を受けてきた中で、一番多かった言葉です。
約20年間、大学生の人財育成に関わる仕事をしてきて、これまでに1万人以上の学生のキャリア相談を受けてきました。
今回は、その中で見えてきた「就活に悩む学生の共通点」と「これだけは伝えたい大事なこと」をまとめました。

<多くの就活生がぶつかる壁>
- 自己分析がうまくできない
- 「やりたいこと」がない
- 周りと比べて焦る
以上の3点が悩みの大部分。
そうすると次の行動として、「分からないけどとにかく動こう」となりがちです。
行動すること自体は悪いことではないのですが、、、
時間だけ費やして結局自己分析も出来ていない。やりたいことも見つからない。ということが非常に多いです。
よく就職活動は結婚に例えられます。
自己分析が出来ていないのにとにかく動いていくということは、自分の長所、短所、武器となる推しポイントが見つかっていないままひたすら合コンに行くという状態。それでも圧倒的に外見が良かったりすれば話は違ってくるかもしれませんが、、、
同じように、やりたいことが見つかっていないのにとにかく動いていくということは、自分に理想がない状態でひたすら綺麗な女性(格好いい男性)とたくさん出会う状態。これは、すべての女性が良く見えるという状態になってきます。
つまり、まず答えは自分の中に出す必要があるということです。自分の外側に答えを求めていってしまうと、その選択は消去法になっていくか、給料などの条件のみ、異性で例えると外見のみが判断基準になっていきます。

<そこでやったらいいポイント!>
- 自分の価値観を言語化すること アウトプット!
- 様々な方の価値観に触れること(生き方や考え方について触れる)インプット!
- 一人で抱えるのではなく誰かに話すこと またアウトプット
自分が経験した中で解決に向かっていったのは、誰かと話すことの重要性です。どうしても大学内のコミュニティーでは真剣に将来のことや、自分の考えを語り合うという機会は少なかったりするかもしません。しかし、外にコミュニティーを求めて行動してみるのも一つの手段です。そして将来に向けて夢や目標を話していく中で気づいていくことが出てくるかもしれません。自分はそういったことがきっかけとなって、将来の方向性が大きく変わりました。
元々は飲料メーカーを希望していた自分。大手企業の選考を受けていっていましたし、内定ももらいました。しかし心から納得は出来ていませんでした。本当にやりたいことか分からなかったからです。そんな時に出会った、あるコミュニティーでの活動。そこでたくさん将来のことについて語りました。そうした経験から徐々に、「人の考え方が全てに影響している。その根本にある教育業界は面白いかもしれない」となっていきました。やはり誰かと言語化することは重要です。
就活は、自分と向き合う貴重な時間です。とことん悩むことも大事な時間だと考えます。しかし、決して一人で悩むのではなく、仲間や新しいコミュニティーなんかも通じながらたくさん良い出会いを作っていき、最終的に心の躍動するような未来が見えていくことを願っています。
このブログでは、これからも就活やキャリアに関する情報を「現場のリアルな声」とともに発信していきます。
よかったら、また覗いてもらえると嬉しいです。
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